#エフェクターHeathKit

1.5vサウンド!HeathKit TA-28 Distortion Boosterが気に入ってしまった


前回の記事では、@ikisugita_DIY さんに3つのペダルをお借りしたという記事を投稿しました。

なので早速スタジオで鳴らしてみましたが、Fuzz-Toneは本物のビンテージFuzz、Orga Bender はクローンFuzz最高のペダルとして感激のサウンドを奏でてくれたのですが、謎のHeathKit Distortion Boosterは単三電池1.5Vの1本で動作していることからちょっとみくびっていたのかもしれません。

最後にちょっと鳴らして見ようかな程度でスタートして実際にその音にびっくりしました。

上の動画では冒頭からHeathKitを踏みっぱなしにしているのですが、クリーンからブーストサウンドまでちゃんと出ていますし、特に低音のレスポンスが1.5Vで駆動しているとは思えません。

で、他にYouTubeでHeathKitをアップしている動画を探してみると、なんと!我らがfunk ojisanがそういえば取り上げられていましたwww

筐体がめっちゃ立派なのに、音がショボ過ぎるという結論ということですね(^^

こちらの動画の2:40あたりからHeathKit TA-28のサウンドを聞くことができます。

やはり、音にハリが無くちょっと寂しいサウンドですね。

こちらの動画も。

なんだか、ツマミを変えてもブリブリと歪んでいるだけのですね。

この違いな何なんでしょう?

と謎は深まるばかりなのですがまずは、そもそもHeathKitとは何なのかWikiPediaで調べてみました。

ヒースキット: Heathkits)は、ミシガン州、ベントンのヒース株式会社(: Heath Company)が販売していた製品のブランド名。ヒース社は、電子テスト装置、ハイファイオーディオ、テレビ受信機、アマチュア無線機、ロボット、初期の自動車用の電子点火装置や影響を与えたHeath H-8、H-89、H-11という趣味向けのコンピュータを、購入者が組み立てるキットで販売していた。

Via:ウィキペディア – ヒースキット

なるほど、電子機器が発展する歴史において、特に米国では、アマチュア無線の分野や教育も含めて重要なポジションを占めていたようですね。
また最近復活してるんですね。

でHeathKitだけでYouYubeで検索してみると、すごいコレクターの方もいらっしゃるようですね!すげー

おっと、で、肝心のHeathKit TA-28 Distortion Boosterのお話に戻ると、1970年前後で17.89ドルで販売されたいたようです。

ちなみに、世界初のFuzzペダル Maestro Fuzz-Tone FZ-1 は1962年に発売され1965年にキースリチャーズが使用してたということですね。

またToneBenderMK1が1965、FuzzFaceは1966年が出るのですが、これらのペダルや派生が1970年初めまで主流だったようなので、HeathKit TA-28はそんなFuzzペダルを安価に自作出来ることがウリだったということなんでしょう。

で、このような自作ペダルですので、回路図もネットに公開されていて普通に見ることができます。

DIYstompBoxのサイトにもアップされていましたのでお借りしました。

で、まず特徴としてはNPNとPNPのシリコントランジスタが使われた超シンプルな回路ですね、それが1.5Vの単三電池で駆動されます。

そしてトランジスタのゲイン調整は行えず、入力のボリュームで歪量を調整すること、更にもう1つのツマミはToneになるのですが、出力ボリュームが無いというのも面白いですね。

おそらく、それ以前はゲルマニウムトランジスタの時代でしたので、当時最新のシリコントランジスタが使われていた回路というこで、他のFuzzペダルのコピー回路ではないのもHeathKitが単なるキットメーカーでは無かったのが窺いしれます。

ここまでシンプルな回路、しかもシリコントランジスタなんだから、楽勝!すぐに自作出来るかも、、、、と思ったのが運のツキというか、その後泥沼に嵌って行くことになりました(^^





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