BOSSがシリコントランジスタ採用の新FUZZペダル WAZACRAFTl FZ-1Wを発表!
海外ではリーク情報なども流れていたみたいですが、BOSSが突如発表されていました。
BOSS公式プロモーション動画
製品情報ページ
製品特徴
- 60年代中期のビルダーによるモディファイ回路を、BOSSのエンジニアは徹底的に探究し技WAZA CRAFTシリーズのFZ-1Wが完成。
- ヴィンテージ・ファズに最大限の敬意を込め、特別なモデルのみに採用するスペシャル・ナンバーの“1”を使用し、FZ-1Wと命名。
- 心臓部にはシリコン・トランジスタを採用
- 安定した動作
- 製品供給を実現
- バイアスの制御とノイズ発生を抑えながらハイゲインなファズ・サウンドを実現。
- 本体のモード・スイッチで、サウンド・キャラクターの切り替えも可能。
- 両モードで独立したトーンコントロール動作となる。
- ヴィンテージモード
- 60年代のオーセンティックなビンテージFuzzサウンドに加えトップエンドのゲインを追加
- きらびやかさを備えたハイゲインなファズ・サウンド。
- 粘りのあるサステイン。
- ギターの入力にダイナミックな反応。
- かつてないギターのボリューム追従性。クリーンから鈴鳴りのクランチ、煌びやかかつ図太い歪みサウンドまで、手元の操作で簡単に得られる。
- TONEノブは、モードの特長を維持したまま調節が行える様に設計。
- Hi-Lowタイプのカットアンドブーストトーン回路。
- モダンモード
- モダンミュージックに適合するよりフラットで、リッチで、歌うようなサスティン。
- 広いゲインレンジを備えダークで中低域にハリのある分厚いファズ・サウンド。
- 3時あたりからよりハイゲインのFUZZサウンドとなり、リードサウンド向きのロングサスティンとなる。
- TONEノブで中低域のキャラクターを損なうことなく、サウンドを明るくしていくことも可能。
- 中音域のキャラクターを有したままブライトをアジャストする。
- ブースターとして使用すれば、ボリュームを上げてファットなリードを、絞ることでフラットかつ軽やかなクランチ・サウンド。
- ギター本体のピュアなシグナルを保つ、プレミアムなバッファを搭載。
スペック
- 規定入力レベル-20dBu
- 規定出力レベル-20dBu
- 入力インピーダンス
- 1MΩ(エフェクト・オフ)
- 22kΩ(エフェクト・オン)
- 出力インピーダンス1kΩ
- 推奨負荷インピーダンス10kΩ以上
- 電源 9V 消費電流16mA
- 連続使用時の電池の寿命アルカリ電池:約33時間、マンガン電池:約14時間
- 質量幅 (W)73 mm 奥行き (D)129 mm 高さ (H)59 mm
- 質量(乾電池含む)430g
BOSS FZ-1wはどんなFUZZ回路なの?
ということでモードを切り替えると、サウンドキャラクターが変わると供にトーン回路も切り替わり、それぞれの特性になるようですね。
そして、スペックを見ると気になったのが、エフェクトON時の入力インピーダンスが22kΩとBOSSの他のペダル(通常1MΩ)よりもかなり低いということですね。
ちなみに、各モデルの入力インピーダンスは、、、
- FUZZ FZ-1w – 22KΩ
- ToneBender TB-2w – 15KΩ
- Blues Driver BD-2w – 1MΩ
- Heavy Metal HM-2w – 1MΩ
- SUPER Overdrive SD-1w – 1MΩ
となっていますので、FZ-1wはTB-2Wに近く、エフェクトON時にはTB-2W同様に、BOSS謹製の入力バッファはスルーされるものと思われます。
ただ、FZ-1wの前段にワウペダルを接続しても、インピーダンス問題が発生しないと、他のレビューワーの方がおっしゃっていますが、試奏動画でこれを試されているものはないので、本当のところはどうなのかが気になるところです。
また、リリース文的には高品質バッファが搭載されているということですが、入力バッファか出力バッファかは具体的に書かれていません。
スペックから見て確実なのは、、、
- フェクトOFF時はバッファードになる。
- TB-2wは出力バッファもON/OFFするることが出来るが、FZ-1wは出力バッファは常時ONである。
ということです。
よって、高品質バッファ搭載という説明用語が一人歩きして=ワウ大丈夫となっているのかもしれません。
一方でFuzzFace回路の入力インピーダンスは10KΩ以下と更に低い値です。よってFZ-1wの回路は22kΩあるのでワウを接続してもそれほど問題にはならない、、、、のが現実かもしれません。
これらのことからFZ-1wは、FuzzFaceや、ToneBender Mk1.5のような2石FUZZ回路では無いように思えます。
例えばBOSS FZ-3の回路をネットで調べると以下のような図が掘り起こされてきました。(正しく無いと書かれていますが、殆ど正しいような気がしますw)
もしこの回路図が本当だとするとFZ-3は5石で構成されているようで、真ん中の2石がFuzzFaceっぽい回路で、最初の2石がブースト&バッファ、最終の1石がブースト&トーン用の増幅という感じです。
ですが、今回FZ-3wという回路を名乗らなかったということは、これとは違う回路かもしれませんし、近いかもしれません(^^
BOSS FZ-2wの価格と発売日は?
みなさんはもう予約はお済みでしょうか?発売日は12月11日のようで私も予約完了いたしました!
\(^o^)/今度はToneBender TB-2wのように限定品では無いようなので安心ですね!
サウンドハウスでは、22000円で予約が受け付けられています。
BOSS ( ボス ) FZ-1W Fuzz サウンドハウス 商品ID:300243
¥22,000(税込)220ポイント(1%)
イシバシ楽器でのFZ-1wの価格
同じく22000円で予約が受付られていました。
BOSS / FZ-1W Fuzz -技- WAZA CRAFT [ファズ] [日本製] ボス 《予約注文/12月11日発売予定》 価格¥22000(税込)
島村楽器楽天市場店でのFZ-1wの価格
島村楽器でも同じ価格22000円ですね。
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Rhett Shull のレビュー動画
- 嫌いな方はいると思うが、FUZZは最も使えるペダルの1つであると考えている。
- 良いFuzzはオーバードライブ的でもあり、クリーンブーストさえも可能であるなど多くのキャラクターを持っている。
- 多くのFUZZはギターのボリュームノブに良く反応するが、FZ-1wもそれが備わっている。
- BOSS FZ-1wはシリコンベースのBOSS独自の完全新設計のアナログペダルである。
- ビンテージモードとモダンモードの2つのフレイバーが選択できる。
- トーンコントロールはモードによって異なる動作となる。
- ギターのボリュームを絞るとエッジが立ったアンプライクのサウンドになる。
- サチュレーションサウンドはギターのバンドにおける役割やレコーディング機材としてとても重要である。
- ギターのミッドレンジは他の楽器とミックスされた時、ボーカル、ベース、ドラムなどと被ることもあるが、この時、ミッド中心のパンチーでよりホットなサウンドを出すことになる。
- FUZZのファジーなディストーションとヘビーなサチュレーションはリズムパートでもリードでもロックサウンドとして素晴らしいものになる。
- シリコントランジスタによるブーストサウンドは素晴らしいキャラクターをサウンドに与えることになる。
- そこからボリュームダウンするとトラディショナルなFuzzと同じような動作が見えて来る。これによって、リズムパートでもリードパートでも好きなブースト、ゲインにおいても更に他のキャラクターを追加することができる。
- 私がFUZZペダルをボードに入れているもう1つの理由がサスティーンを得ることである。
- 真空管をクリップしたようなナチュラルなコンプレッションが得られるのだ。
- FZ-1wはディストーション領域。オーバードライブ領域、サチュレート気味のクリーン領域とさまざまなサスティーンを出すことが出来る。
- リード時のFUZZの低域はベースを加えたようになり、ロックのコード進行によりパンチーな印象を与えてくれる。
- リズム時で単音を弾いてもFUZZによって豊なハーモニクスが追加される。
Sweetoneのレビュー動画
- 他のWAZA CRAFTペダルが過去モデルをベースにしたペダルだが、このFZ-1Wは完全に新設計で、独自のキャラクターとサウンドを有するペダルである。
- BOSSの最初のFUZZペダルはFZ-2である、それに対してこのペダルはFZ-1Wという名称なのだ。
- TB-2Wの番号もトーンベンダーを継承したという意味である。
- 興味深いのは、このペダルにはより継続性があり、よりモダンであり、よりフレキシブルであることだ。
- ゲルマニウムトランジスタが使われている多くのビンテージペダルは素晴らしいが、そのサウンドは温度の変化に影響を受けるなどの安定性に欠け、更にモダンなペダルボードで使うをバッファとの相性問題も発生する。
- FZ-1Wはビンテージペダルと似たフィーリングとサウンドを、他のコピーではなくオリジナルサーキットで実現したペダルである。
- 注目すべきは2つのボイスモードが存在していることである。
- これによってこれまでのFUZZには無いスーパーフレキシブルなトーン設定が可能になっている。
- ビンテージモードではトーンコントロールはトレブルとベースをシーソーのような傾きの関係で上げ下げしている。
- Vintageモードのトーンコントロールノブが12時でFUZZノブをフルにすると、ラウンドなトーン、スムースなミッドレンジ、トップにはブライトなバイトが存在している。
- トーンコントロールの効きは本当にリニアでスムースでいきなりジャンプアップすることは無い。
- このペダルのギターのボリュームの反応は最もクールな1面である。
- 本当にレスポンシブであり、ボリュームをダウンしても、スナッピーでニュアンスを失うことは無い。
- FUZZノブを下げていってもドラマチックにゲインが落ちる。本当にクールだ。
- Modernモードでは全く違うフレーバーとなり、より粒状感がある。
- 超ノイズが少ない。WAZAバッファーが素晴らしい。
- Made in Japanというのも素晴らしい。
- キラーペダルでありクールなペダルである。
Long % McQuade Musical Instrumentsのレビュー動画
- TB-2W ToneBenderはビンテージなコンポーネントを使いSolaSoundのペダルとBOSSが作ったものだった。それに対してFZ-1WはBOSSのFUZZをBOSSが作ったものである。
- FuzzFaceやToneBenderサウンドのDNAがこのBossのペダルに引き継がれている。
- このペダルは、シリコントランジスタが採用されていることで少しサウンのキャラクターは異なるが、それよりも重要なのは限定モデルではなく、よりサスティナブルである。
- またBOSSのペダルであるということは、典型的なFUZZ回路をより進化させているということだ。
- ボリュームコントロールによる豊なレスポンスを得ている。
- このペダルは3つのノブによって、オーバードライブ的、ブースト的にもなる幅広いサウンドを得ることが出来る。
- また、このペダルはBOSS特有のバッファーを有しているので、ワウペダルを前段に繋いでもインピーダンス問題が発生することが無い。
- トーンコントロールは超役に立つ。
- オーバードライブやアンプの歪みよりもややダーティーさを感じる。FUZZペダルらしいスラギッシュなアタックを感じる。
- 他のFUZZは場合によっては使い難いこともあるが、FZ-1WはそのトーンコントロールとボリュームコントロールとFUZZコントロールの豊なダイナミックによって幅広く使えるペダルになっている。
TonePediaのレビュー動画
- BOSS WAZACRAFTペダルの中でも数少ない、BOSSビンテージペダルを引き継いだものでは無い。
- 他のWAZACRAFTペダルのようにモードスイッチを備えている。
- Vinnge Modeは、サティスファクションサウンド例えばMaestro FZ-1のようなノーサスティンのサウンドである。
- Modern Modeはより多くのミッドレンジが出る。
- トーンコントロールは基本的にハイカットとなり、ミッドレンジは基本的変化しない。
- Vintage ModeのサスティンはオールドスクールのFUZZのような動作になる。
- Moder Modeではより多くのサスティンを得ることが出来る。
- Moder Modeは、JHS CRIMSON(Big Muffスタイル)や、ColorSound ToneBenderとはかなり異なるサウンドである。