BOSS DS-1の日本製銀ネジと台湾製の音の違いを確認したい!| (その1:準備編) オーディオインターフェイスを購入したまで
日本製 BOSS DS-1 銀ネジをお借りしました!
いつもお世話になっております いきすぎたDIY さんに貴重なBOSS DS-1銀ネジをお借りいたしました。ありがとうございます!
でネットではやっぱり日本製の銀ネジは違う!というレビューが多いようですね。
早速BISS DS-1は一家に一台のペダル、、、ということで探してみると我が家は台湾製のDS-1があることを発見しました(^^;
で、両方の音を出してみると確かに日本製と台湾製のDS-1は同じ型番のペダルですがまぁまぁ違う音でした。
なので、自分の耳で聞いて見た感覚が合っているのか?せっかくの機会ですので、少し掘り下げて調べて見ました。
日本製と台湾製 DS-1を計測してみよう!
ディストーションエフェクターの回路は以下の2つの要素で特徴付けられていると思います。それぞれ具体的に調べてみることにしました。
- クリッピング回路による歪み → 倍音の特性
- フィルター回路によるハイ/ローカット → 周波数特性
で一般的にこれらの計測はオシロスコープ/スペクトルアナライザを購入すれば出来るようですが、PCと連携出来るオシロは機種はまぁまぁ高価ですね。
またギターの信号を計測するには変換ケーブルなどの準備が面倒です。
なので今回オーディオインターフェイスとPC/Macのソフトウェアを使って計測してみることにしました。
計測に用いるオーディオインターフェイスについて
ギター用としてSteinberg UR12(旧型)を所有していたので、最初はそで試していましたが、今回MOTSU M2を購入してみることにしました。
理由は、UR12は入力はLEDの点灯によるクリップレベルの確認だけで、加えて出力側のレベルを把握することは出来ません。
一方のMotsu U2は入出力のレベルメーターが備わっているからです。
AV WatchさんがUR22とM4(M2と性能は同じ)をレビューされている記事が参考になります。
Sternberg UR22
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/1221806.html
Motsu M4
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/1234252.html
で私もAV Watchさんと同じ方法でオーディオインターフェイス自体の性能を計測してみました。
- UR12は周波数特性はフラットだが、歪率がM2より1桁悪い
- M2は歪みはかなり少ないが、50Hz以下10KHz以上が2dbくらい落ちる
という感じでした。
M2の周波数特性が落ちているのは搭載されているアナログバッファの性能が出て来ているのではともおもいましたがどうなんでしょうね。
逆にUR12の方は低域も計測した周波数特性は50Hz以下も10Khz以上が妙にフラットでした。
しかし、歪率が10KHz以上で急激に増加しているような兆候がありましたので、もしかしたら何等かの補正が行われているのかもと感じました。
いずれにしてもこれらの入門用オーディオインタフェイスでもギターエフェクターの周波数特性や周波数分析では50Hz〜10KHz程度計測できれば十分に使えそうです。
周波数特製の分析に使うソフトについて
DTMプラグインソフトでは超高機能のオシロスコープもありますのでこれらを利用すると簡単に計測することが可能だと思います。
ただ結構お高いもんですねw
一方でフリーのソフトも色々あります。
REW(Room EQ Wizard)
http://www.roomeqwizard.com/
Sonic Visualiser
https://www.sonicvisualiser.org/index.html
RightMark Audio Analyzer
https://audio.rightmark.org/index_new.shtml
Soundcard Oscilloscope
https://www.zeitnitz.eu/scope_en
なので、これらのソフトを使ってBOSS DS-1を確認して行こうかなと思います。
この際だからパッチケーブルも作った
で計測にあたりやはりちゃんとしたケーブルを作った方がかっこいいということで、パッチケーブルも自作して見ました。
ギターからペダルの入力で使ったシールドケーブルですが、ずっとディフォルトで使っているベルデン 8412で、プラグはスイッチクラフト #280です。
これは皆さんご存知の通り、定番中の定番のシールルドケーブルとプラグの組み合わせです。
でケーブルによって音質が変わるというのはよく言われることですが、私の解釈としてはシールドケーブル特有の静電容量(つまりコンデンサになっている)の影響が一番大きいのではと思います。
Beldenのシールドケーブルはある程度静電容量があるのが多いということで、これがギターらしい音質を醸し出している要因になるのではと考えられます。
ちなみにベルデン8412は190.4pF/mの静電容量ですので、5mのケーブルでは952pF、つまり約1nF、つまり、約0.001μFの容量となります。
ギターのトーンコンデンサーが0.002μFとか、0.0047μFですので、シールドケーブルによる0.001μFは結構大きい値、というかケーブルによってギターのトーンが醸し出されている理由になるかと思います。
一方で、今回は計測用のパッチケーブルを作成しますので、出来るだけ静電容量が少ないケーブルが適していると考えられます。
で、真面目な日本製のケーブルは常にHi-Fiを追求していますので、ここはBeldenではなく、日本が誇るMOGAMI(モガミ)2534を使いました。
モガミ2534は元々レコーディングスタジオのマイク用のケーブルのようですが、Belden 8412こちらもマイク用のケーブルとして開発されたものがギターケーブルとして超定番になっているようですね。(Mogami 2534は4芯シールド、Belden 8412は2芯シールドなのはマイクのバランス送信とファントム電源に対応する為のようですね。)
でサウンドハウスのMogami2534の商品説明を見ると非常にクリアな音がするということです。(つまり静電容量が少ないということかな)
でモガミ2534のシールド静電容量は65pF/mですので、Belden 8412の約1/3になりますので5mのケーブルでは315pFで0.00035μFになりますので、これだとまぁトーン回路のコンデンサの誤差くらいになると思います。
で今回はアンフェノールのプラグを試してみることにしました、ベルデンのプラグは終端部が金属剥き出しになりますので自分で耐久性のある熱収縮チューブなので入念に補強する必要がありますが、アンフェノールのプラグは根本がタイトなゴムシールがついていてより安心してパッチケーブルを作ることが出来ると考えた嘉らです。
以上!かっこよく書いてしまいましたがw
実はモガミ+アンフェノールにしたのは経済的な理由です!
弊社の入念な市場調査wの結果モガミの方がにかなり安くケーブルを作成することが出来るからというのが本当の理由です(^^
サウンドハウスで価格をみると。。。。モガミ2434はなんと200円/m! なんです!スタジオクオリティのシールドがこのインフレの世の中でメーター200円なんてモガミ様に頭が上がらないですね!
で、次にプラグの方はスイッチクラフトですが、海外製のプラグはインチサイズが元になって加工されているのに対し、日本製のはミリサイズが基本になっているようです。
なので、ほんの僅かにサイズが異なるようで、これはジャック側も同じようですが、私はギター業界の標準はインチサイズ(^^であるということを信じてwいますので出来るだけ海外製のプラグを使右ようにしています。
でプラグの方のAMPHENOL ( アンフェノール ) ACPS-GNが380円ということになります。
で、一方のベルデン8412のお値段ですが、なんと840円/m、、、、
おそらく1年前と比べて倍近く値上がりしているような気がするのは私だけでしょうか?(^^;
なので、仮に5mのシールドを自作しようとした場合、アンフェノール+モガミは380円X2 + 200円X5=1760円で完成するのですが、スイッチクラフト+ベルデンの場合は480円X2 + 840円X5 = 5160円!!と大差がつけれます。
ちなみにMONTREUX製のベルデン8412 5mの完成品は6,680円で販売されていますので、作業量を考えると納得のお値段(^^ですね!
今回、40cmくらいのパッチケーブルを作成しますので、モガミを使うと実質無料ですwww
で話が結構脱線してとってもw長くなりましたので、実際のBOSS DS-1の携速は次の記事にアップします。
すいません。
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