ウクレレスピーカー用にLM386ギターアンプを自作してみた>購入したパーツ代はスペースアポロと同じ120円だった
ウクレレスピーカーを作成したのは良いのですが、これを適度な音量で鳴らす為に小型のパワーアンプを作成することにしました。
今回は簡単にパワーアンプが作れるということでオペアンプLM386を使います。
LM 386でのギターアンプ制作の記事は昔からネットにアップしています。また、灰皿などをギターアンプにするというナイスアイデアのスモーキーアンプの自作というのも以前前人気になりましたが、このLM386を使われています。
LM 386が良いのは9Vバッテリで駆動できるので電源回路準備しないでも、制作できるというのが良い点ですね。
もし、皆さんが本気でLM386アンプ自作されたい場合は、“LM386 ギターアンプ 自作”とか“ギター スモーキーアンプ”でググられると良いと思います。
まぁ頑張って作らなくってもアマゾンでLM386アンプキット買えば良い話かもしれませんが、自分で作った方が楽しいですしね!
LM386アンプパーツを購入しに千石さんへ
オペアンプLM386とか抵抗などのパーツを購入するために、秋葉原の千石電商さんへ。いつもお世話になっております。
LM386オペアンプと、コンデンサ、抵抗で総額120円でした。
その他、100μF電解コンデンサ、ケース、ジャック類、は手持ちのものを使っていますが、実際に全部購入すると予算1000円程度でしょうか。
できるだけコスパ重視でパーツ購入しましたが、今回1W出力のアンプということで抵抗は2W抵抗にしました。(10円程度なので関係無い部分もw)
千石電商さんだとそんな抵抗も色々揃っているのでありがたいですね。
有吉さんが復活させたスペースアポロも120円だった
帰りにコンビニで今話題の(もう古い?w)スペースアポロが売ってたのでついでに買って来ました。スペースアポロの価格も120円ですので、今回の千石電商さんで購入したパーツとほぼ同じですね!w
スペースアポロの販売期間は11月までということですので、ほぼラストロットかな?(^^
買えてよかったです。
回路をちょっといじってユニバーサル基板で組み立て
早速ユニバーサル基板の切れ端があったので、組みました。
今回のアンプの回路図ですがネットでLM386ギターアンプというキーワードで検索するとすぐに出てきますので、先駆者の記事を参考にさせて頂きました。
但し、先駆者の方の記事はあくまでもそのお方のお好みということ。また、ギター系では無くオーディオ系の記事も参考になったので、私のLM386はハイブリッドな回路になっています。
ちなみにこちらがメーカーのLM386データシートに記されているオーディオパワーアンプ回路例です。
これをベースにみなさん自作されているようですが、ちょくちょくアレンジされているようです。
今回LM386のギターアンプ制作のよくある記事とは回路的に異なる点は以下の通りです。
※私の回路は手持ちのパーツ優先で制作しましたので、本気で作られる場合は先駆者の方の回路図を参考にお願いいたします。
- 6番ピンからスピーカー出力のカップリングコンデンサーは100μFに
- 日本のネット記事では、スピーカー出力のカップリングコンデンサーが47μFが多いようです。
- 一方でLM386の推奨は200μF以上です。
- 私が47μFで試した限りグリーンサウンドがかなりショボイ音になりました。おそらく皆様はLM386をかなりオーバードライブさせて使われることでチューニングされていると思います。
- なので私は100μFの電解コンデンサーにしました。200μFにしなかったのは買って来るの忘れてたからで、手持ちで100μFしかなかったからです。
- またギターアンプの場合は低域がカットされている回路が多いのでそれほど間違っていない化と思います。(47μFはちょっとカットしすぎのように感じました)
- 7番ピンに10μFを接続してGNDに接続
- LM386はよく微妙に発振する場合が多いようで、ボリュームをゼロにしても、ミャーとかいう音がしてしまいました。
- そこでオーディオ系の記事で7番ピンを10μFで設置すると発振対策になるという記事を発見したので、参考にさせていただきました。
- その結果見事に発振は収まりました。(治らない場合もあるようです)
- 3番ピン入力の前にカップリングコンデンサを追加
- LM386は直流が出ていないようですが、一応大切なギターを接続するので10μFのカップリングコンデンサ付けてみました。
- 入力の10Kボリュームを廃止
- サンプル回路は入力ソースがオーディオ機器を想定されていますので、10Kとインピーダンスが低いようです。
- 試しにブレッドボードで10Kボリュームつけてテストしてみるとめっちゃ音痩せしました。
- 入力バッファかプリアンプ追加すれば解決するかもしれませんが、コンパクトなケースに入らなくなりますし、そもそも大音量で無いので入力ボリュームは不要としました。
- ネットでは出力側にボリュームを付けられているケースがありましたが、8Ωスピーカー側に付けるの気持ち悪いので(^^試してません。
- 1番と8版に可変抵抗とか追加するとゲイン調整ができるようになりますが、今回はシンプルさを優先させました。
- 電源に47μFと、0.47μFのノイズフィルタ追加
- 6番ピンに2個のコンデンサを並列接続してGNDに落としました。
- 前述のように他の方の記事を参考にして47μFのコンデンサ買っていたのですが、結局使わず、悔しいので(^^手持ちのコンデンサと組み合わせて電源のノイズフィルタを追加しました。
- が、このアンプを余裕で動作させるために9V2AのACアダプタ使ったのですが、めっちゃリップルノイズが出ていましたので、このフィルタで少し緩和されたのがよかったです。
ケースに組み込み
ケースは昔購入していたタカチのプラスチックケースがあったので穴あけして使います。
ケースはタカチのTW-5-3-9で、サイズはW45 x D90 x H25(mm)となります。
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LM386ギターアンプ完成
電池駆動は考えていなかったので9Vのアダプタジャックも付けて完成です。
ボリュームもトーンもなくシンプル!
回路説明で書かせていただきましたが、せめてボリュームを付けてもよかったのですが、それほど音量が大きくないのでギター側のボリュームで音量をコントロールする方が良い感じでしたし。
また手前に歪み系のペダルがあればそれでボリュームを絞れば良いと思いますが、例えばマーシャルのThe Guv’nor等のプリアンプ系だと更に便利で多彩になると思います。
電源SWはジャックが兼ねていますが、ACアダプタだけですのでいずれにしてもそれほど重要では無いと思います。(LEDは欲しいとこだけど)
スピーカーケーブルも作成
プラグは緊急時wに近所のハードオフで買った激安ギターケーブルを分解して使いましたが、意外と強度的にも問題無いレベルのプラグでした。
ただケーブルはベルデンのツイストケーブル奢ってやりました。(切れ端があったので)
ウクレスピーカーを鳴らしてみるのが楽しみです!w