木 – Wood
JAZZ@CASTER 2000年3月13日の記事
ネック
Goncaloっていう木始めて見ましたが、面白い木ですね。
とても堅い感じですが、メープルのように導管がつまっている感じではありません。導管の密度はローズウッドくらいでしょうか。
色はタンでチョコレート色なストライプが入っているのがかっこいいです。これはアッシュような導管の密度の差による模様ではなく色が付いている感じです。
手触りはほんのちょっとワックスな感じでとてもいいです。
指板のPau Ferroですが、まさにエボニーの代用品として使われているだけあって非常に密度が高い木です。導管もエボニー並みに細かいです。一方でチョコレートなストライプが入っていてこれもかっこいいです。
前に書いたFenderのSRVモデルの後期は、パーフェロー指板です。
ブラジリアンローズウッドが高価になった為でしょうか。
それともやっぱりワシントン条約のせいでしょうか…..
あとヘッドストックに貼るWarmothのデカールが付いていました。これが後で騒ぎとなる原因なんですが….
ボディ
ブリッジ部に枝の痕跡がありますが、Alderとしてはスムースなテクスチャしてますし、色はといえばピンクっぽい肌色してますので基本的には悪くないアルダーでしょうね。
ちなみに、FenderUSAでアメスタ→ビンテージシリーズやSRV→カスタムショップ→マスターグレードの順でサンバーストのボディを観察するとアルダーの差がよく判ります。
とくにビンテージシリーズクラスでは大きなばらつきが見られました。均一でスムースな木(カスタムショップに近い)をつかってるもあれば、導管とそのしみが目立つ木を使ってたものもあります。
一方でカスタムショップものになると一定して綺麗な木が使われてるようですね。
メーカさんの立場から考えると綺麗な木をサンバーストとかナチュラルに使ってちょっと見た目が悪いのをカラーフィニッシュの方にまわすってことやってるのでしょうね。で、さらに値段に応じてそのグレードも当然違うということでしょうか?
ということで、ギターを買うなら木目がみえるやつっ!(^^;
ってことで$99で売られてしまったかわいそうなボデイ….
ちゃんと生かしてあげよう!