#エフェクターBOSS BP-1W

BOSS BP-1Wの各ブーストモードの周波数特性を計測してみた!フルシアンテになれるか!?


11月11日にBOSSが発売したブースター/プリアンプ BP-1Wをゲットしました。そして早速バッファの周波数特性を計測してみましたが、次は各ブーストモードでの周波数特性も計測しています。

こちらがその結果

一応ですが、各モードの説明はBOSSのHPより拾ってきました。

  • NATモード – 色付けのないフラットなブーストが可能なNATURALモード
  • REモード – Roland RE-201 Space Echo のプリアンプ・サウンドが得られる、ファットで温かみのあるモード
  • CEモード – BOSS CE-1 Chorus Ensembleのプリアンプ・サウンドが得られる、ブライトで鈴鳴り感のあるモード

計測手順は以下の通りです。

  • BUFFERスイッチはSTDモード(ハイインピーダンス)
  • GAINを2.5くらいに設定
  • NATモードのピーク音量をバイパス時と音量にLEVEL調整する
  • NATモードで設定したLEVELのままREモード、CEモードも計測

なので、一見NATモードはバッファに比べてロー側が削られているように見えますが実際は100Hz以上をフラットにブーストしている感じでしょうか?

それに対してREモードはミドルをかなりゲインアップしてブーストしている感じ、CEモードはゲインはNATとREの中間ですがミドル以上をブーストしている感じですね。

周波数特性をもう少し比較する為に各モードのピーク音量を揃えてみました。

するとREモードはロー側がNATモードと同じ、逆に3KHz以上はブーストしていないようですので、相対的にミドルローに寄った太いブースト音になると思います。

そしてCEモードは逆にハイ側がNATモードと同じでロー側の80Hz以下はブーストしていないようです。なので相対的には少しローカットされた感じになると思います。

しかし!これだけではCEモードは実際のBOSS CE-1のように高域側も痩せた音がしないと思ってしまうのですが、カギはバッファスイッチをVTGモードにすることだと思います。

BOSS BP-1W

BOSS公式のVTGモードの説明は以下の通り。

VINTAGEにおいては入力インピーダンスがより低くなるため、滑らかなボリューム・カーブと温かみのあるトーンを得ることができます。

Via ; BP-1W
BOSS BP-1W

ちなみに、計測用のオーディオインタフェイスを接続して計測してみてもVTGモードとSTDモードで1ミリも違いが出ませんでした。

これは、ギターは通常はハイインピーダンス出力になっているのに対してオーディオインタフェイスの出力はかなりのローインピーダンスということですので、BP-1Wの入力インピーダンスが低くなったとしても周波数特性の変化が起こらないということですね。

ですのでBOSSはVTGモードとSTDモードでへんな小細工はしないで入力インピーダンス(抵抗)のみを変えているということですね。毎度ですがBOSSはマジメな設計が素晴らしいですね!

ということで、みんな大好きあのジョンフルシアンテのようなCE1バッファ接続音を再現するには、ギターをBP-1Wにシールド直結にして、BUFFERをVTGモード、ブースターをCEモードにすると再現できるかもしれませんね!





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